同じ手提げ袋でも高級ブランドのものだとよくエンボス加工がしてあることが多いです。これは手提げ袋の紙の表面へプレス機を使って布や革のようなテクスチャーをつけることで表情を変える特殊な加工です。これを行うと手提げ袋も高級感が出て品質が高くなるので、手軽にハイブランドのようなものが作れます。
紙の素材や印刷方法を変えていけば色々な手提げ袋にすることも可能で、例えばブラックなどの紙へエンボス加工をすると革のように見えて、白だと布のように見せることも出来ます。同じ加工でも手提げ袋の紙の色が違うだけで見た目の印象は全く違います。
高級ブランドや宝飾関係の店でよく使われているのがジャガードエンボス、和風や洋風を問うことなくシックな大人の印象を演出出来て効果がわかりやすいのがストライプです。アパレルブランドや雑貨関係の店だとドットがよく使用されていて、こちらも大きいドットだと布目のように見えます。ストライプや岩模様と比べると主張が少なくてデザインに影響されずに使えます。
布目をイメージするデザインだとファブリックエンボスでどの業界でも使われる一般的なもので、レザー調は革のような質感があるので上品なイメージになります。箱押しの仕様と合わせると豪華な感じの手提げ袋に見せる事も出来ます。
岩模様は不規則に波打った模様で、大きい岩模様は陶器や和風の雑貨などにも似合います。
アパレルブランドでよく使われるキルティングエンボスは、高級ブランドから若者向けのブランドまで幅広く人気があります。