まず不織布とは、編まれたり織られていない布生地です。ランダムに結合されたタイプの不織布であれば、強度が安定しているのでほつれる事がなく長持ちします。繊維の密度がとても高いため、透け感を作るのは難しいでしょう。そんな不織布ですが、最近ではマスク等の代表的な物以外にもノベルティのトートバッグ等に用いられる事が多いですね。とはいえ不織布に無地では物足りないので、印刷してデザイン性あるタイプが増えています。
そんな印刷方法は大きく分けると2通りあり、まず一つ目はシルク印刷という手法です。シルクという名前の通り、以前は版材にシルクの布を使用していました。しかし最近では絹の代わりにナイロンやテトロンを使う事が増えてきたのです。細かいアートやグラデーションを出すのが難しいので、ハッキリとした絵でなければ綺麗に描かれないのがシルク印刷のデメリットです。
シルク印刷は印刷する範囲が広いほど値段が高くなり、またインクの色が多い分だけ高くなるので、料金を抑えたい場合はシンプルなワンポイントやロゴ等のデザインに決めると良いでしょう。またもう一つの印刷方法は、熱転写印刷という方法です。
鮮やかなフルカラーを不織布へ実現させたり、グラデーションのようなアートを施したいという方には熱転写がオススメですね。細かいイラストや写真のようなリアルなデザインにも対応しているので、こだわりのある方は嬉しいでしょう。シルク同様、範囲による金額の変動はありますが、色の数は関係ありません。