不織布と呼ぶ布のことをネットの中で見かけることが多い、しかし不織布がどのような布地であるのか分からない人も多いのではないでしょうか。不織布を販売するお店の中には布地そのものではなく、不織布を使ったトートバッグやアクセサリーなどの小物入れ、インテリアに使うことができるアイテムなどを販売しているお店も少なくありません。
不織布は織らない布状のものを意味しており、繊維を一定の方向もしくはランダムに集積した形で接着樹脂を用いて科学的な形で結合させるなどのやり方で製造が行われるのが特徴です。機械的に繊維を絡ませるものや水流などの圧力を与えてからませるもの、そして熱融着と呼ぶ手法を用いて繊維を結合させるものなど色々あるのが特徴です。
普通の布は、織ったり編んだりして作るのが特徴ですが、織らない布状の場合は特殊な製造方法により作り出されるため、その手法に応じて耐久性を期待できるメリットもあります。ちなみに、こうした素材を使った商品を販売するお店は、低コストで実現することができるなどからも、普通の布製トートバッグなどの価格と比べても安い価格帯で販売が行われているケースが多いのです。
これは不織布が繊維をそのままの形でシート状にできること、織物や編み物などのように、繊維を紡糸を行うなどの手間および工程が要らないため、低価格で販売することができるからです。ちなみに、不織布はこの布地の性質だけでなく、原料もしくは製造方法の組み合わせにより色々な機能を追加できる魅力も持ちます。