3次元的に重ね合わせてシート状に加工したのが不織布であり、繊維を織るタイプではありません。
紙やフィルムに布など様々な種類があるのも、ランダムに繊維を組み合わせてシート状にしたものです。気軽に使用できる巾袋素材としての使用も可能であり、気楽な反面で通常の布より強度面では劣ります。重さのある本や荷物を不織布の巾袋に入れたら、すぐに破れてしまうことはないです。
しかし何度も繰り返して使うには不向きであり、強さを求めるなら他の生地が適しています。
ランダムな繊維の重ね合わせという特徴があるので、伸縮性や強度は劣りますが、マイナス面ばかりが不織布の巾袋にあるわけではありません。違う布製品とは異なり、プロセスに織るというステップがありませんので、生産をするなら不織布の巾袋は効率的です。
コストをできるだけ抑えて生産をしたいと考えた時にも、安価な金額での大量生産をすることができます。
隙間や厚みの変更は他の素材との組み合わせでできますし、それをするのは簡単です。紙袋と比べてみた際には、不織布の巾袋は使用をしても破れにくいです。
重さがある物を中に入れると紙袋は破れたり、取ってが取れたり底が抜けることがあります。そのリスクが少ないのも不織布であり、一定の耐久性に優れているといえます。作る時にも低価格で作ることができますし、購入時もやはり金額は安いです。購入場所も雑貨屋や文房具など、比較的入手しやすい素材です。