一般的な布は糸で織って作られていますが、不織布は織らない布でできています。不織布の利用法ですが、身近なところではバッグやスリッパなどに加工されています。マスクも以前はガーゼでできたものが中心でしたけど、今は不織布のマスクが増加。また、通気性のいい不織布は、野菜や果物などの保存袋にもなります。紅茶のティーバッグも不織布のものが多く、利用法としては使い終わった紅茶のティーバッグをお掃除グッズとして利用できます。赤ちゃんが使う紙おむつなども不織布で作られています。軽くて丈夫で、紙おむつは使い終えたらそのまま捨てられるから便利です。エコバッグなどの素材も、不織布です。エコバッグの利用法としては、ショッピングバッグに使う以外に、洗濯ものを入れる袋になります。不織布はフローリングシートとして売られていますけど、スリッパの裏に貼りつけて歩くと、歩くだけで床の上を掃除できます。汚れ防止になる不織布は、スーツカバーやブックカバーなどのカバー類にもなっているみたいです。
以上のように不織布には、さまざまな利用法があります。不織布の利用法をいろいろ考えると、身のまわりのものにいかに多く使われているかがわかるでしょう。これほど多く使われている理由ですが、布に比べて単価が安いことがあげられます。汚れたらおしげなく捨てることができるというのも便利。今では、布より多く利用されているのではないかと思えるほどの用途の多さです。