ポリ袋の中でも、特に日本国内で製造したものを日本製と呼んでいます。このようにわざわざ日本製ポリ袋という呼称が付けられた理由は、海外で製造された安価な商品が日本国内に多く流通しているためです。それらと区別できるよう名称をつけることで、差別化を図るのが主な目的です。
海外で製造されたポリ袋の多くは、とにかく安いのが特徴です。人件費を含めて製造コストの安い地域で作られているため、日本の市場においては圧倒的な価格破壊力があります。企業としても経費を削減しようという動きが加速しているため、海外製のものを採用するところが増えているのが実情です。
ところがそのように安さというメリットを持つ海外製のポリ袋ですが、使われている素材の安全性が確保されていないという問題が浮かび上がってきました。安く作るために日本製のものとは違った素材が使われており、それが健康上の被害に発展するとまで言われています。ポリ袋の場合、食品を入れて長期間保存する目的で使われることもあります。そうした事情を考えると、日本製のものを選んだほうが良さそうです。
日本製のポリ袋を選ぶとなると、課題となるのがコストの問題です。どうしても割高になってしまうため、採用しづらいと考える企業も多いかもしれません。ですがお客様に手渡すのであれば、日本製のポリ袋であることを示すことができるのは有利であると言えます。安全性の高さをお客様に訴求できるからです。こうした観点から、食品メーカーを中心に日本製のポリ袋は使われています。